デリバリー

薬局の業務としての配達はあまりピンとこない人が多いのではないかと思う。足が悪い、公共交通機関を利用できないなど日常的な生活動作能力が低下してしまった方や、単純に薬局で待ちたくない方から配達の依頼をお受けしていて、実際老人ホームにも個人宅にも薬を配達している。

 

配達業務、楽しいかそうでないかでいうと楽しい。ゲームみたいな感じだ。どう回れば最短かや次の場所での薬の説明のことなどをイメージしたりしていると、もう自分の中で攻略といった塩梅になっている。

 

軽の社用車か、外車の自家用車かのカーセレクトを済ませたらコースの選択だ。最初に橋を渡るか、高速に乗るか、街中でポイントを稼ぐか、重要な局面だ。ルートを間違え急ぐあまり、コースアウトしたり、クラッシュしたりしないようにしたい。どんなに便利かもしれないが、ゲームオーバーした奴から薬はもらいたくないだろう。